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日曜日, 11月 11, 2007

MS-DOSの教えはどこに行った

「クラウドのためのOS」が必要――バルマー氏と開発者がソフトの未来を語る

ふーん、クラウドのためのOSかぁ。なんか雲をつかむような話だなぁ。クレームもあるんだけれど、まぁ、それはとりあえず置いておこう。

問題は記事の後半部分。きわめてはちょってあるので何をどう話したのかわからないが、バルマー氏の偏見度合いだけはつかめた。開発者の事をみんなクラッカーとみなしている、そんな印象を持ってしまった。そりゃ世の中いろんな人間があるから油断大敵というのはミッションクリティカルな領域に踏み込もうというマイクロソフトが用心深くしているのはわからないでもない。でも大部分の技術者はそこまで暇ではない。自分の必要な部分の情報さえ得れればそれ以上のことは追っかけない。いちいちクラッキングしているそんな暇無い。確かにOSの勉強をしたい、その為に内部を知りたい、そういうユーザーがいることも否定できない。今、Linuxと言うものがあって、そちらから勉強ができるからいちいちVISTAをOS勉強目的でクラックするバカはいないだろう、いやいたりして。世の中わからない。話がそれつつある。

例えば現在この文章を書いているのはWinXPです。なんと“のーびす”、けちつけまくっている割には使っているOSはWindowsなのだ。ことほどさようにWindowsは空気になりつつある。その空気の品質に対してクレームが起きている事に関して気がついて欲しいのだ。ああ、もう話がそれている。

こうやって文章を書いている際にどういうメカニズムで内部が動作しているのかが全くつかめないのが困るのだ。はっきり言ってNT形だとリモートでプログラムを実行可能だし、どういうプロセスでプログラムが動いているのかがわからない。アプリケーションがたった一つしか動かしていないのにプロセスが81個も動いている。タスクトレイは勿論ずらーっとアイコンが並んでいる。で、何かが起きる。当然タスクトレイで動いているプロセスを止めてくださいと来る。当然。ところがこれの止め方がわからない。“のーびす”全部とめたつもりでもプログラムは「まだ動いています、とめてください」と来る。仕方がないので買ったのにインストールできないアプリがある。「サポートに電話してください」電話中です。「メールを送ってください」フォームを埋めるのに1時間かかってしまう。おいらそんな暇じゃない!!

NT系はパソコンを使う一般ユーザーではとてもエラーをトラック出来ない。あるいは一般ユーザーにアドミニストレーショナブルなOSではないとも言える、そのように思っている。OSのメンテナンスが仕事なら耐えて見せよう。そうじゃないのだ。一般ユーザーはワープロ打ったり表計算したりメールよんだりWEBみたりetcetc、アプリケーションを使うのが仕事なのである。でも、パソコンは1台に一つOSが乗っている。OSの管理もしなくちゃいけないのだ、したくないのに。その際に管理がここまで複雑化していただいては困るのだ。で、サポートと言う他人の都合任せになってしまっては困るのである。

話がそれてしまうが。昔の“のーびす”は確かにいろんなOSを使っていた。これは使う羽目に陥ってしまったのもあるし、OSの勉強もしたかったというのもあるし、当時流行だったGUIを勉強したかったというのもある。ただしいずれも実装の仕方を勉強したかったのであり、クラックする事が目的だったのではない。こっちゃひねりつぶそうと思われたら一ひねりでつぶれちまう小市民なんだ。でもそんな風に見られていたな。確かに卒論作成の際にBIOSに手を入れるという荒業もやったが、あれは卒論作成に実際必要だったのだ。第一、CP/MのBIOSはユーザーがカスタマイズして使うもんなんだ、あれは。話がそれた。でも今、こういうのはよっぽどの例外だ。大部分のユーザーがそんなこと全然気にならないのである。それほどパソコンは普及してしまった。

ユーザー・セルフ・アドマイアビリティをもっと考えていただきたい、バルマーCEO。

ああ、またやってしまった。
キジも鳴かずば撃たれない。
キジも鳴かずば撃たれない。
何でこんな余計な事を書いてしまうんだ。

火曜日, 11月 06, 2007

DELLがやってきた!!

Dell、IPO を申請して間もない EqualLogic を買収へ

きた!!DELLがきた。これは本気だ。成功するか否か?そしてミッションクリティカルの分野まで攻め入ろうとしているのだろうか?

LinuxはWindows Serverにシェアを奪われているのか?その後

Linuxサーバ売り上げ低下の真相

なる記事を見る。なるほど、と思う一方「プロのジャーナリストの仕事はさすが」と思わされた。

参りました。

金曜日, 11月 02, 2007

ハードとソフトの境界点の話のつもりが…

ドライバはハードやソフト屋、どっちが作るかという事を一晩考えた結果、ハード屋さんにしてみれば「ソフトなんてあんなうすぼんやりとしてはっきりしないものを作ったられるか」という事になってくるだろう。これは多分に彼のソフトウエアスキルの低さに起因するのだけど、それが悪いって言っちゃソフト制作の側にも「ハードなんてあんな融通の効かないもの、タッチできるか」なんて言葉が返ってきそうだからお互い様だろう。

なのでドライバソフトはソフト側が作るものになってくる。でも、作る人はある程度ハードウエアスキルを持った人、しかもドライバソフトの書ける人になるからそこいら辺からプロファイリングしていくとソフトはエキスパート、勢いあまってハードの事も知っている、シニアプログラマかシステムエンジニア、ある程度偉い人という事になってしまう。これは日本の得意としてきた縦割りの考え方には反するものだろう。そうだけれどペーペーのプログラマにハードの事やれといってもわからないだろうし、いやだろう。いやな事は嫌いになるだろう。だとすればやっぱり熟練者、という事になってしまうのでは?人間額に汗。えらくなったからって楽できると思ったら大間違い。常に努力が必要なのだと思う。ドライバなんてものの書けるえらい人。いいじゃないか。

さて、偉い人といってもその年齢を下げる努力も進めなくちゃならない。その為にはハード側とソフト側の意思疎通が必要。その為には最初は偉い人同士でいいから何らかの意思疎通、話し合える場を作らなければならない。で、その場には常に次の世代、その次の世代、あるいはそういうことに興味を持っているものを立ち合わせねばならない。そうする事によって共通認識を持てるようにしなければならない。あるいはお互い意思疎通のできる共通言語を作らなければならない、のだろう。

今まではこれを会話スキルと高い教育に頼ってきた。ある事業所に場所を集中する事によって成立させてきた。話し合いの場を持つ事によって成立させてきた。さて、これからはどうなるのだろう?この分野の需要がますます高まる中、おちおち会議なんてしていられない。そういうことになりかねないのではないのか?そうなってくるとそこはITの独壇場になってくる。どんなものが必要か?電子掲示板、wikiなどが連結したシステムが必要だろう。こう言ったツールを作る事によって共通言語の開発を心がけるようにしなければならなくなってくるだろう。一度こういうものが出来てしまえば後はネットワークを通じて離れた事業所の間とでも共同作業が出来るだろう。海を越えて外国の事業所でもできるようになるだろう。そういったシステムに育て上げる事を目指したい。

そんなツールできるのか?“のーびす”は一つの例としてWikipediaを挙げたい。Wiki、BBS、そのほかが複雑に交じり合って一つのものを作り上げていく。いい参考例になっていると思う。残念ながら日本語版はいろいろな理由からうまく機能していないように思われる。これはシステムの導入だけが行われてルール、マナー、うまくいえないがそういった運用面のノウハウが導入されていないせいではないかと思う。

Wikipedia側はボランティアが足りない事を理由にされるかもしれない。だが、今の状態を見るとユーザーも一般協力者もボランティアとも自分のことを好き勝手にやっているだけのばらばらの組織が見えてくる。各レベルに何が求められているのかがはっきりしない。ボランティアは忙殺されている、一般協力者は好き勝手に書き込んでいる、ユーザーは内容の信頼性に疑問を持ってあまりあてにしていない。これでは何れ立ち消えていくだろう。これはWikipediaにかかわるすべての人、これはちょろっと見るだけの人も含まれる、の教育の程度の低さによっているのではないかと思っている。これが“のーびす”の言う運用面のノウハウが導入されていないとする部分だ。

たががインターネット上の一プロジェクトと侮る事無かれ。みんなが集まって何か一つのものを作り上げるというのは民主主義の根本である。これがまともに出来ないのはその言語版に携わる人の民意の低さ、民主主義の根付き方の浅さが見事に反映しているのではないか?しかもこれはインターネットですべての国から監視されている。日本という国は試されているのである。

こんなことを言うと「日本語版など作るから悪いのだ」という人間がいるかもしれない。これはすなわち「民主主義など導入するから悪い」と言っているに等しい。

皮肉な事にWikipedia、に限らず日本のIT、は一部の人間の荒らしによってうまく機能しなくなっている。これはあたかも日本の民主主義において民意が一部の団体の、なんだろう?それこそ荒らし、によってまともに形成されていない事の縮図になっている。

Wikipediaのような民意の集合体は国力でなされるものではない。民主主義でなされるものだ。民主主義が動いていない国であのようなものがうまく動くのだろうか?

木曜日, 11月 01, 2007

体験談を少し

神様にもいろいろいる。“のーびす”を操る奴もいれば、命令する奴もいる。で、後者が

「わらわはメカトロニクスのプログラマの話を所望する」

ときたもんだから、こっちは

「へへー」

とひれ伏すしかない。とてもカリキュラムを作れるほどの経験が無いのでいろいろな体験談でごまかしてしまおう。

*リレーショナルデータベース
Paradox for Windowsを触っただけ。それでも十分。テーブルやキーやらリンクやらだいたいわかってしまった。今だったらAccessやBaseで十分だろう。あれで何か(住所録とか)一発作ればリレーショナルデータベースは卒業。

*SQL
とりあえず勉強したのだがとても覚えられない。現在某所で使っているMySQLはphpMyAdminのお世話になっている。MySQL以外でも使えないのだろうか?

*Access
聞いた話ではテーブル書いてキー指定してリレーションを指定したらSQLのソースを吐き出すそうだが本当だろうか?

以上、TwitterでSQLの話されたんでおまけ。さて、ソフトからハードをたたく話、始まり始まり。

*まず最初に
“のーびす”のコンピューター体験はプログラム電卓に始まる。なのでハードを作る話無しにいきなりソフトウエアに手を染めた。結果、ハードに遠くなってしまった。もっとも、ハードと言うかエレクトロニクスにあまり興味がもてなかったと言う理由もあるのだが。

*LKIT16
初めて触ったマイコン評価ボード。倍長加減算のサブルーチンを作っただけで終ってしまったのでハードの体験とは言いがたい。

*MZ80
初めて触ったパソコン。メモリ増設と倍クロック改造はやったのだが、基本的に怖くてハード改造は出来ず。I/Oボックスは高かったし、マイコンとしては使っていない。完全にパソコン。

*BASIC
MZ80に標準で搭載されていた、プログラム言語。これを使ってモニタプログラム(簡易デバッガ)を入力した。雑誌の言うとおりにやっただけだからたいした事はやってない。

*言語
アセンブラ、Forth、えーっと、他なんだっけ?MZはROMがほとんど無くてテープからブートするシステムだったから雑誌に載ってるプログラム言語はかなり入れた。言語マニアになる。

*Z80 PIO/SIO
MZをかって最初に買ったのが機械語とZ80ファミリLSIのマニュアル。ただしMZには搭載されていない事を買った後で知る。もっとも、I/Oのたたき方は座学だったがこれで勉強した。「ああ、ここに命令を書き込んで、ここからデータの読み書きをして。ほうほうほう、メモリと同じだなこりゃ。」てなぐあい。

*機械語
ブートROMに内蔵されてたシステムコールを呼ぶようなプログラムばかり。結果としてI/Oをたたくような事はしていなかった。何の為の機械語やら。

*PEEK、POKE
BASICの予約語。これでI/Oをたたいたのが最初だったはず。キーコードが読めたり画面に文字が表示されたり、そんな程度だけど。たぶん雑誌に載っていたゲームプログラムかなんかにコードが載っていたのでは。

*マイ・コンピューター3部作
安田寿明先生がブルーバックスに残された名著。これでハードの話はだいたいわかってしまったような気分になっていた。コンピュータがCPU、メモリ、I/Oからなる事、バス、SRAMへのダイレクトDMAはこれから学んだ。コンピュータの基本だと思う。

*マルチタスクOS
だいたいこんなところ。たいしたことのない経験だけど、これでだいたいの事はわかった、DOSまでは!!マルチタスクOSでは排他制御が必要と言う事がわかってますますシステムコールレベルのプログラムに終始する。

*MMU
ページフォルトで割り込みがかかって、下手な事をするとコア吐いてOSが落っこちるようになってきてますますシステム(ry

*ASIO
オーディオインターフェース。マルチタスクOSでドライバが直にポートをたたく不届きな規格。コア吐いたらどうするんだ!!

*VMS
DEC社VAXのOS。DEC社のセミナーでシステムプログラムを学ぶ。これが“のーびす”のマルチタスクOSの初体験?でもI/Oとは程遠かった。ぜーんぶシステムコール。メモリ共有もパイプも。

*unix
大学4年の頃には“のーびす”も知る有名人。「先生、ワークステーション買いましょ!!」「馬鹿者!!何に使う!!」

*CP/M
大学4年の時にはじめて触ったはじめてのOS。BIOS、BDOS、CCPの3階層は後のシステム理解に大きな影響を及ぼす事となる。後F80からポートをたたき、ラムディスクを使い、オーバーレイを学び、まー、勉強になりました。

*COREシステム
ICEメーカではない。ワイヤーフレーム3次元グラフィックライブラリ。某国立大学のメインフレームからソースを取ってきてこれをCP/Mの上で走らせたのがとりあえず自慢。でも肝心な部分はほとんどノータッチ。マイクロプロセッサの未来を感じさせた事件。

*68020
「主任、68020ってVAX並みの速さなんですね」「バカ、VAXとマイコンじゃ格が違うだろう」。会社を辞める遠因になる。

*CCP/M
とりあえず一番最初に触ったマルチタスク・リアルタイムOS。

*某パソコン
Cでプログラムを開発する事になって“のーびす”がグラフィック周りの調査を担当する。ところが調査プログラムが落ちる。何度見ても間違いが無い。結局主任の作ったライブラリにバグがあった事が判明。「動的変数なんか使うからこんな事になるんだ。これだからマイコン少年は!!」。会社を辞める遠因になる。

*もう一度unix
「unixってすごいよね」「あんなOSなんの役に立つ」。後に機器制御に使えないと言う意味と理解する。移植性の高さから推察して割り込みを使わないでポーリングでI/Oを管理してるのだと憶測していた。でも「make使いたい!!m4使いたい!!yacc使いたい!!lex使いたい!!」恋心は募るばかり。

*HP-UX
「HPがカーネルに手を入れてリアルタイム対応になっています」。客の前でえらそうにしゃべっていたが、後で考えると確証の無かった事に気がつく(でもあってると思います)。unixのいろはからカーネルコンフィグ、そのほかいろいろと思い出深いOS。勉強になりました。

*HP-UXシステムプログラミング
それにしてもカーネルいじくってそれでシステムプログラムがあんなにunixと互換があるなんて。

*Linux
個人でunixを使う事が出来るようになったかと感慨にふけった。ただし、仕事じゃないからあまり使い込まなかった。カーネルコンフィグしたことなし。人間強いられないと怠ける?年をとった?

あああ、メカトロから離れている。ネギトロ怖い。やっぱりメカトロからあまりに私は遠い。気を取り直して。

システム開発でハードウエア担当とソフトウエア担当に分けるためには残念ながらハードウエア担当がシステムコール相当の切り口を用意する事が必要だと思う。そうすればそれこそ機械室勤務のプログラマ、パソコンのプログラマでも機器制御のプログラムが書ける。

じゃあ、ハードウエア担当が純ハードウエア担当とシステムコール担当とに分けるには?それはちょっと無理。システムコールはOSが管理しなくちゃいけないだろう。ドライバはハードウエア担当が作るか仕様書を作るか。ハードウエア担当がどこかでソフトウエアを作らなくてはいけなくなってくる。一方システムコールを作るためにはどこかでOSを作らなくてはいけなくなってくる。カーネルじゃなくってOS。なかなかきついものがある。

あたまぱーん。今日はもうおしまい。

コンピュータ・リテラシーって言うけど何するねん?



いやはや、民主党小沢党首というのは分かりにくい人だ。マスコミへの露出が小泉元総理みたいに多くない、というより露出が無い人なので記者会見で述べる事が「いきなり何を!!」って感じになってしまう。で何を考えているのかわからない、何かよからぬことを考えているのではないか?となってしまう。そんなこんなで小沢が何を考えているかを自分で語った言葉を読んでみたかったのだ。有名なのは細川連立政権の頃に出した「日本改造計画」(改造だって、まあ物騒な)だが本屋を探していたらもう少し最近に書かれたこの本に出会った。家ではパソコンを触ってしまうので喫茶店で読破してしまった。約1時間半。わかった事は「記者を集めてちょろっと話をする程度では語りつくせない思いがある人だ」って事。何かだまされたのかな?

いや、本の紹介や小沢の宣伝が目的ではない。「POS機のOS」でコンピューター・リテラシーが必要といったけど、そんな抽象的なことを言っているようじゃ大向こうは納得しないと思ったのでちょっと私案を披露しようというわけだ。

でも、大学は「学問の府」、自ら問いかけて学ぶところだから大学がどうこうするような所じゃないと思っているのでパス。企業は各企業の思惑があるでしょう。“のーびす”の口出しするような事じゃないでしょう。

問題はそれ以前。で読み書きそろばんだから義務教育、高等学校でのコンピューターに関した学習をどうするかという事になってくる。何をするか?

どこで何を教えるかはさすがにわからないのでごめんなさい。順番に。

まず、コンピュータを使う事からはじめる。使うといってもワードやエクセルの資格を採るなんてのはやる必要が無い。専門学校に任せよう。電源の入り切りからプログラムの起動の仕方、プログラムの使い方を学ぶ。第一段階としてはそれこそゲーム機でいいだろう。その次にコンピュータ。ここで気をつけたいのが特定のソフトウエア/ハードウエアのエキスパートではなく、ざっくりした使い方を学ばせる事。Windows、Linux(GNOME、KDE、コンソール、そのほか)、出来たらMacも触ってもらいたいけどハードが変わっちゃうからそこでコストが発生する。どうしたものか?アップル・ジャパンにがんばってもらいたいところ。某有名私大付属に寄付なんてのはいかが?で、新しい機械を触ってもあわてないようにする事。ワープロもワードだけじゃなくOOOやらLotusやらを次々使う。で、それらのソフトウエアに共通した使い方を身につけさせる。

使い方編はそこらまで。その先はソフトウエアの概略を学ぶ。ソフトウエアもプログラミングに始まってその際にシステムコールの利用の仕方を勉強する。Hello World!!で十分。で、システムコールを切り口にOSに踏み込んでいく。そこらまでやればなんとなくプログラムが判ったような気になってくる。コンピューターの概略が見えてくる。そこでコンピューターの構造の概略を説明する。CPU、メモリー、I/Oだけで十分。

ここまで来ればいっちょ前だろう。ここから先は個人に任せたほうがいいだろう。もっと詳しく知りたいもの、私には向いていないと思うもの、いろいろいるだろう、文系理系があるのだから。

ロボットが見事に欠落している。でもソフトでロボット言語ってな物があるからあれで十分なのでは?案外システムコールレベルのプログラムが出来れば機器制御は簡単に出来るようになる。ハードウエアというのならエレクトロニクスの分野の話になってしまうからまた別の知識が必要になってしまうのでコンピュータ・リテラシから外れてしまう。でも、I/Oのポートのたたき方を知る必要があるか?これはコンピュータの構造の概略で見えてくる。何でもかんでも勉強するのはおかしい。で、ここまでにしておくとハード設計の際に何が必要かが分かってもらえるだろう。

一気にここまで書いてしまった。疲れた。ふむ、自分の体験がきつく反映されたものになってしまった。まさに私案。採用してなんかあったら知らないよ。

POS機のOS

「これもWindowsなんですよ」

喫茶店の店長さんが僕にそう言ってくれた。

いままでずーっと「何でWindows?」と思っていた事の一つの答えがここにあった。POS機がWindowsならPOS機からのデータをまとめるサーバーのOSも必然的にWindows Serverになってしまう。

ありゃりゃ、デスクトップOSなんてどうでもいいんだ。POS機が重要なんだ。Linuxがんばれ。

でもPOS機やレジになんでWindowsNTを使うか?そりゃマルチタスクだし、程度リアルタイムだしライブラリはそろっているし。おんぶに抱っことはこのことだよね。プログラマも文句をいいにくくなるだろうし。

そう言えば組み込みシステムのプログラマをやってた時“のーびす”不平たらたらプログラム作ってたもん。「何でこんなに何から何までゼロから作らんと行かんのか?」「何で割り込み処理のスケジューリングを考慮しながらアプリケーションプログラムを作らんといかんねん?」「何でプログラムを作るのにいちいちシステム全体のソースコードを読まないとあかんねん?」。結果、もーやってる事はでっち上げ。なんでもいいから出来たらいい。ROMに焼いたらもう知らん。後は野となれ山となれ。首切られるのはこんなシステムで開発しろといったボスだ俺じゃない。

ひでぇプログラマ!!

でも、あの時代だからROMに焼ける程度のシステムだからまだいい。今やディスクアクセスしないといけない、通信はしないといけない、センサーを処理しなければならない。勿論キーの入力、画面の表示。しゃれにならない。で、プロプライエタリじゃなくっちゃならない。

急成長したデジタル家電(POS機は家電じゃないが)はマイクロソフトに支えられている、ってか?それはそれで悲しい。

でもなんでNTなんだ、CEで無く?まぁCEだったらプログラマの不満はおさまらんだろうな。でもそれはOSの問題じゃなくってプログラマの作業環境の問題だと思うぞ。

じゃあどうすれば作業環境の不満が取れるか?そりゃーレジ一台作るごとにプロジェクト立ち上げて、ライブラリ作って、ハードウエアプラットフォーム作って、初めに汗かいて、後の連中は楽できる(かな?プロジェクト解散になってるからそれはそれで大変だろ浮けど)ようにする事かな?

ふむ、でもプロジェクト立ち上げても集まった人間がずぶの素人じゃどうにもならないな。その為にはLinuxを使って、inittabを見てブートシーケンスを勉強し、manコマンドを頼りに各デーモンが何をしているか調べ、必要とあればソースを見て(いや、これはよく分からない)、で考える「何でこんな風になっているんか?」。でそういう事を日頃して、コンピュータに関しての知識を蓄える事が必要だな。誰かが言っていた「コンピューター・リテラシー」。そんな風にシステム分析しないといけない。「何のためのLinuxか」を。いや、実はUNIXなんだけどね、勉強してるのは。ついでにリアルタイムカーネル。

そういう意味ではWindowsはちょっと勉強が出来ない。それがつらい。ブートシーケンスを勉強しようとしたら大変だし、全体が堅固に密着しているから階層化なんて事は身につかないし。組み込みいかんを問わずコンピュータシステムの技術者を育成するにはつらすぎる。

別にマイクロソフトに根幹握られる事自体は大した問題じゃない。そんな風に弱み握り合いながら社会は成り立っている。まあ、“のーびす”は弱みとは思っていない。得意な事、不得意な事がいろいろあるのが世の中というもの。ああ、話がそれた。

ただ、猫も杓子もマイクロソフトじゃ企業間競争においてアドバンテージを作る事が出来ないのでは?まぁ右に習えの日本のやり方ならそれでいいのかもしれない、なんて諦めが早すぎと思うのだが。

プラットフォームというのはシステムの階層化の一部なのだが、いきなり全体に取り組むのでは無く、わかりやすい単位に分けて取り組むのはわかりやすいやり方だ。特にこれだけシステムが複雑になってしまうと理解していくのは大変だ。プラットフォームを利用する技術、プラットフォームに左右されない技術、プラットフォームを作り出す技術、そんなレベルの技術を技術者は身につけるように努力して欲しいし、つけられるように企業は配慮して欲しいのだ。それにしてはこの日本の情報の少ない事。企業でどれだけの知識を身につけることが出来ているんだろうか?

某企業はシステムインテグレーション部門を設置している。あれは一つのコンピュータシステムの構築の勉強としてはうまいやりかただ。で、プロジェクトが立ち上がったら「集まれー」。遊軍があるのならいいだろう。遊軍の面子は大変だろうが。

ふむ、企業で使うOA用途ならLinuxでもいいかもしれない。で、暇な時にinittab。これならシステム管理部門やワープロを使う両方から文句も言われまい。CIMまで行くとつらい物があるかもしれない。CADAMやAutoCadないもんね。

で、こんな事をするとマイクロソフトが文句を言う?目に余るようならUSの独禁法で訴えなさい。

Linux支持なのかWindows支持なのか?

Ubuntu Linuxが注目される理由

なる書き込みを見る。中身は新参Linux、Ubuntuの紹介記事でその方面の人にしか知られていないディストリビューションをその特徴を中心に記述した記事。

踏む踏むと思って読み進むと気になる記述に出会った。「デスクトップOSとして現実的な選択肢のとなるか?」の節。

いろいろとLinuxのことはよく分かっているようにいろいろな例を挙げているが結局は「Windowsに戻るたびに感じるのはOSを取り巻く環境まで含めたその品質の高さだ」という事に結論を持ってくる。

そして、Linuxは相変わらず限定された用途にのみ使われるとしてこの文章をくくっている(本文では具体的な例が提示している)。

さて、デスクトップOSの品質とはなんだ?そこに対しての論評が抜けている。ちゃんと動く事か?Linuxでもハードウエアを選べばちゃんと動く。OSをアップデートしてもちゃんと動く事か?Vistaサポートのハードウエア、ソフトウエアが今なお少ないWindowsはどうなるのか?自由度の高さか?普通に使っている分にはGNOMEのメニューが飛ぶ事など無い。

もっといいたいことはいろいろあるが、こんな記事が出てくる事自体がWindowsの危機をに如実に示しているように思えてくる。そんなに危機感を持たずともあれだけのアプリケーションが走るのだから安泰と思うのだ。あ、XPでは。

一体マイクロソフトは何をしているのだろう?